2017年9月7日木曜日

ちょっと夏休み1 〜北のローカル線乗車記〜




実に実に久しぶりの更新となりました。
そして本当に久しぶりにのんびりと列車に揺られてまいりました。

どんなに忙しくとも、自分の趣味は大事にしなければいけませんね、と痛感した旅でした…。

8/30(水)
旅の出だしとしては久しぶりの光景です。


成田空港第3ターミナル。

となると今回は遠出?のようですが…

到着したのは新千歳空港。そう、今回の目的地は北海道でした。
自身としては2年ぶりの北の大地。前回は北斗星撮影の為に日帰り強行でしたが今回ははてさて。

この新千歳空港から乗り込むのは快速エアポート。そして向かったのは札幌、ではなく

千歳駅。

新千歳空港から2駅、空港から最寄りのターミナル駅といえば南千歳駅ですが千歳駅で降りたのには訳があります。それは千歳駅を始発とするこの列車に乗りたかったから。

やってきたのは夕張行きの気動車 キハ40。ライトグリーンとパープルの北海道色が改めて北海道に来たのだと実感させられます。
さて、この列車の行き先はと言いますと…

夕張は石勝線の支線終点にあたります。
終点の夕張市はかつて炭鉱を中心に繁栄した都市。しかし石炭から石油を中心とした社会への移り変わり、衰退の一方。さらには経営悪化の著しいJR北海道が不採算路線として夕張支線の廃止を提案。夕張市は「攻めの廃止」と自ら条件を提示し廃止に合意。早ければ2019年3月にも廃止になる同路線には学生時代以来の乗車となります。
今回は少し早めですがお別れの意味も込めて惜別の夕張行きです。


鈍いディーゼル音を奏でながら千歳を出発し南千歳からは石勝線へ。そしてあっという間に建築物はまばらとなり大自然の様相。これが北海道の醍醐味、か。



夕張川を渡ると支線との分岐駅、新夕張。ここからはさらに山深く、1日わずか5往復の路線を行きます。

この時点で車内には約15名程度の乗客。しかし夏休み最終盤ということもあってそのほとんどは同業の方、もしくはチャリダーのようでした。やはり便が悪すぎてとても地元の方の足になっているとは言い難い。



そして列車は棒線駅の夕張に到着。
結局支線内での乗り降りはなく、皆さん降りては駅や車両の写真を撮って8分後の折り返し列車を待つ様子です。
実際、私もそのひとりと言えましょう。できるならもう少し散策したいところですが、この折り返しを逃すと次の列車は4時間後。。。さすがに行程に支障が出ますので先を急ぐことに。



歴史と哀愁を感じさせる清水沢駅。


今度は峠を下り、降りたのは室蘭本線との分岐駅 追分。かつてはSLの一大基地として繁栄したこの駅も現在は一つの乗り換え駅にすぎません。ここから室蘭本線を北上、岩見沢まで向かいます。

岩見沢からはライラックでさらに北上。

降りたのは深川駅。
ちなみに左側のホームはかつてこの深川から名寄までを結んでいた深名線が最後まで使用していたホーム。現在も使われているのでしょうか…。

そしてこの深川から乗るのはもちろん…

留萌行き。この留萌駅は留萌本線の終着ですが、昨年の12月までは増毛という駅までの路線でした。しかしこちらも極端な採算性の悪さを理由に昨年暮に廃止。現在留萌本線は深川から留萌に短縮して運行しておりますが正直こちらも怪しいのが実情。今回はあまり道内での長距離移動がないことからせっかくの機会なので乗車です。
ちなみに昨年暮れに私が撮影旅行の計画を立てた際、増毛も候補の一つでした(最終的には笹川流れを選択)またこの留萌本線も学生時代以来の「乗り直し」となります。

車内は地元の学生さんを中心にほぼ満員。ん〜、もう夏休みは終わっているんですね。

車窓に広がるのはどこまでも続く田んぼ。こちらはもう稲刈りが近づいているようですね。






留萌本線は「いかにも北海道」という駅のオンパレード。
木張りのプラットホーム、貨車でできた駅舎。こうした光景を見ることも久しぶりです。


私は見たことありませんが、映画「すずらん」の撮影で使用された駅のようです。一瞬どちらが本当の駅名かと…。



そして終点の留萌に到着。

この線路の先はつい昨年まで増毛へと繋がっていました。

さて、留萌ではお食事タイム!
楽しみにしていたのは名物の駅そば「ニシンそば」!

が…

14時まで、とか…。

記念に入場券を買おうにも

いや、せめて列車の到着時間に合わせてくれないものか…

続きます…

0 件のコメント:

コメントを投稿