2015年7月22日水曜日

鬼門のワシクリ下り 〜宇都宮線130周年記念号撮影記〜

リベットの数だけ歴史がある…

早いもので7月も半ば。ジメジメした天気が続いていますがそれもそのはず。梅雨が明けぬうちに西日本には大型台風の上陸。被災された皆様の1日も早い復旧復興をお祈りいたします。

昨年来続く私の雨男ぶりは今月に入っても勢力を維持、ことごとく休日に悪天候が続いています。

そんな中で、とある休日にたまには祖母の見舞いでも行こうかと画策。ついでにこれまた久しぶりの小田急の撮影でもしようか…なあんてことを考えていましたら、あるお話が。

なんでもその日は宇都宮線(正確には東北本線)開業130周年当日であること。
( ̄。 ̄)ホーーォ。
さらに当日、旧型客車を使ったイベント列車が走るということ。
オオーw(*゚o゚*)w
さらにさらに牽引する機関車がお召仕様に復活されたEF81-81を使用するということ。
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
これは例によって天気がどうとか言っている場合ではありません。
急遽予定を変更して宇都宮線130周年記念号を撮影し、その後、祖母の見舞いに行くこととなりました。

さて、天気はもつかな…ヾ(;´▽`A``アセアセ

7/18

久しぶりに始発電車に乗り上野を目指します。
関東圏内での撮影は本当に久しぶりで、4月のちょっとだけ撮影した八高線、どっしり腰を据えたものですと昨年の北斗星、カシオペアを撮影したワシクリ以来となります。

上野に到着後、すぐさま宇都宮線に乗り換え降りたのは…

尾久駅。
今回の宇都宮線130周年記念号は大宮駅から宇都宮駅で運転されます。上野駅のひとつ隣の尾久駅は関係ないはずですが…
旧型客車見っけ!ヾ(●⌒∇⌒●)ノ わーい

実は前日のうちに尾久(おく)駅に送(おく)り込まれ(ダジャレじゃないのよ)ここから当日大宮駅へ向かうのでした。
それならば走行中にはなかなか見ることのできない車両を少しだけ眺めておこうかと途中下車。


先日のT18編成のようにスカイツリーとからめて。

尾久駅でのプチ撮影会を終えて改めて宇都宮線に乗車。降りたのは…

栗橋駅。

そう、昨年ワシクリを訪れた際に降りたのは東鷲宮駅。今回はもうひとつ宇都宮寄りにある栗橋駅から有名撮影地が集まる通称ワシクリを目指した次第です。
有名撮影地が集まる、とは言ってもそこは南北に縦断する宇都宮線。下り列車を撮ろうとすると正面にどうしても太陽を見てしまう逆光になる場所だらけです。(-_-;ウーン
数少ない下り向けの撮影地がある東大宮〜蓮田の通称ヒガハスには列車内から確認しただけで朝7時前から100人ほどの同業者が集まる始末ヤレヤレヽ(~~~ )ノ個人的にはそうした混雑は避けてまったり撮りたいところ。そこで土地勘のない私は事前にストリートビューを使い自宅でロケハン、有名撮影地と言っても幾つか点在するため人が分散するのでは?との考えもありました。

さて栗橋駅から歩いて30分程、広がる田園風景を切り裂くようにある跨線橋の上が今回の撮影地。しかしこの場所で既に30人ほど。

遠くを見ればやはりポイントに撮影者多数。やはりみんなが注目する列車だけのことはあります。

現地に到着したのは130周年記念号が通過する約2時間前。セッティングしながら撮影地をつめていきます。


今回の撮影ポイントは眼下に青々と育った田んぼが広がっています。空の色に期待できない今、この青い絨毯を強調したようなカットを撮りたいのですがイマイチ。(・へ・;;)うーむ・・・・というのも線路手前の白い柵がやたらと目立ち、手前の道路には時折通行人や車、バイクまで通ります。何より上り方面の列車がかぶる可能性もあります。
一息ついたところで陸橋をふらふら。
すると反対側(下り線側)のインカーブには柵や道路もありません。何よりかぶりの心配をしなくていい。しかしこちらの不安要素はドン曇りの今なら気にならないのですが日差しが差してしまうと側面が真っ黒になってしまう、午後向けの撮影ポイントなんです。通過まであと1時間。(´ヘ`;) う~ん・・・
アウトカーブ側はさらに人数が増えて70人以上、インカーブ側も30人位の方がセットしています。

大きく悩んだ中、結論は
移動。
この天気ならさほど影響が出ないだろうと判断しました。さてこの決断、とう出ましょうか。
…といまさらながらに見比べてみると、やはり順光のよさにはかないませんね(;^_^A アセアセ・・・
初めてEH500の二次型車の撮影ができました。

臨配8592レ。ヨ+コキ2Bという変わった編成。後撃ちになりましたがかえってヨが目立ったのは結果オーライ。

そして通過予定時刻10分前、雨が降り出します…またやってしまったか。

雨は止む様子はなく5分、そして10分と過ぎていきます。
しかし130周年記念号が来る気配はありません。(゚ー゚*?)オヨ?
SNSで調べてみると直前に線路内立ち入りがあったため遅れが出ているとの事。そして徐々に雨が止んで行きます。

助かったあ…

と思うと同時に同じ趣味の人間として情けなくなります。

気を取り直して改めてカメラの確認をしていると今度はうっすら陽が射してきました。そして遠くから甲高い汽笛。ピンク色の機関車がぼんやり見え始め緊張感はMAXに。…o(;-_-;)oドキドキ♪


ローズピンクの機関車が茶色の旧型客車を牽く姿は往年の北陸本線や常磐線で見られた姿か。はたまたヘッドマークがなければお召列車の一号編成をも彷彿させるような迫力。天気は恵まれたとは言い難いですが、このような姿を見られただけでもついてるのかもしれませんね。

さて周りが撤収の準備を始める中、もうひと辛抱。実はこの栗橋に来る途中、ちょっとありがたい⁉︎車両とすれ違い。それは東武鉄道特急スペーシアの金色バージョン。あまり詳しくは知らないのですが1本しかないらしく(正確にはこの日から2本目が運行を開始したとか)その車両があと10分ほどで日光を目指して下って来るはず。小田急以外の私鉄には全くと言っていいほど興味を持たない私ですが、せっかくの機会だからと残業。情報を共有した5人ほどで撮影を続行。

そして遠くにスペーシアの姿…

が見えた瞬間、自分も含めて小さな笑いが周りからも起こります。
ずいぶん遠くから目立ちますなあ、金色。派手だわ〜。
そんな少しリラックスした中で1枚。
明らかにインカーブで撮ったのは失敗。先ほどより格段に天気(日差し)が回復していました。おかげで光の当たる正面は鮮やかな金色が照り返っていますが側面はすっかり黒くなり、もはや金色だか茶色だか。(;´Д`A ```

まあしゃあないかと荷物を片付け栗橋駅へと歩き始めます。
(o・・o)/~オツカレッシタ!

広い田園風景の中を走る宇都宮線のワシクリ。カメラだけは手持ちのまま歩き、通過する列車があれば流し撮りの練習。


今日2回目のEH500の二次型。ピントはそこじゃないでしょ…。

栗橋駅へ戻ると駅員さん総出で後片付け。どうやら先程の記念号出発の際にセレモニーが行われた模様。そんな光景を見ながら久しぶりの関東での撮影を終えます。

さてこのあとは祖母の見舞い、そしてせっかく上京してますからね、軽く呑んで帰ろうかと。

上野 アメ横にある立ち飲み処「かどくら」さんにて。名物のハムカツと牛スジ、冷えたビールで流し込みます。
なんでビールと揚げ物ってこんなに合うんだろ…。
でもだいぶ歩いたあとの立ち飲みはちょっときつかったかな。早々に退散し2軒目。
お約束のモツ煮。相変わらず旨し!東京はいいお店がいっぱいありますなあ…。

まだまだ暑い夏が続きますし、次回の撮影行も美味しいお店があるところにしましよ。

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