実際のところ、大川支線まで行くつもりは無かったのですが、浜川崎で定点撮影をしていると雨も降りますし(もはや雨男確定ですわ…)やってくる貨物列車もほぼ全てEF210ということで多少飽きてしまったんですね。そこで昼以降にも別の予定を立てていましたので午前中だけの企画として大川支線を散策してみよう、と相成ったわけであります。
私が大川を訪問するのは旧型国電廃止の日以来。
念のため、安善から大川へ行く電車を調べてみますと(9:00頃)…次の電車が17:00過ぎ。
ウン、予想はしていましたよ~。
まずは浜川崎から隣の武蔵白石まで移動。
鶴見線浜川崎駅より使われなくなった渡田架線橋を。この部分は非電化区間でしたが、ここから2kmもすすむと非電化線、電化線、南武支線からの連絡線で3層になっていたようです。
最近あまり見かけなくなったコンクリートの重みで調整する仕掛け。しかもコンクリートが丸いタイプ、ね。
電車の乗りわずか3分…
武蔵白石に到着。
安善方を眺めれば、すぐそこには米軍への輸送用タンク車の予備編成が見えます。
この急カーブの向こうが大川です。
現在の大川支線は隣の安善が分岐駅になっていましたが、旧型国電時代はこの武蔵白石駅で乗換えとなっていました。中央のキューブ来るの辺りに広めのホームがありました。車長の短い旧国から20m級の車両へ置き換わったことで、ここにあったカーブホームが使えなくなってしまったんですね。以来、大川行きの電車が武蔵白石の駅に止まることはなくなりました。
ちなみに旧国時代の海芝浦行きも浅野駅でおかしな動きをして入換をしていましたが。それはまた今度。
武蔵白石駅を降りると早速大きな工場がいくつか。
あっという間にトラックに埋まる街。
鶴見~浜川崎は意外と(それでも1時間に2本程度)列車の本数があるようです。
ここから1km弱の旅です。
日本鋳造さん前にある、その名も「日本鋳造踏切」。
これ、多分手動の踏み切りですな…。あそこに見えるのは守衛さん兼操作員?
日本道路踏切。この踏切を渡ると…日本道路さんなんでしょう、多分。(私のいる位置からはわかりませんでした)
この草生した雰囲気、灰色の空、高圧線。なんとも鶴見線ぽい、こうした光景がたまらなく好きな私。
「武蔵白石起点 0K627M20 第5橋梁」とあります。
大川支線がかつて武蔵白石から出発していたことが残されている白石運河の橋梁。(現在も大川視線の営業線区としては武蔵白石~大川)
昭和電工川崎大川営業所を左に見ると踏切が。そしてその奥には…
大川駅。着いたようです。
かつて16m級の旧型国電1~2両で運転していましたが現在は20m3両。ホームの長さが足りずに増設したのでしょうか。
大川駅構内より武蔵白石方を臨む。
草生した右2線は現在使用されていない貨物専用線。
昭和電工に至る専用線がそのまま残されています。
線路上に管轄が書いてありました。手前JR東日本、奥が貨物。
もちろん使われていない、そして輸送も無い貨物。
このまま朽ちていくのでしょうか…。
そして大川駅。
かつての大川駅で行われていた貨車の手押し入換。掲載させていただきます。
これは本当に貴重。。。
往復、ゆっくり見て歩いてわずか60分程度の行程、面白いのと懐かしいのと…複雑な気持ちです。
この日はこの後、川崎貨物駅へ徒歩で。
その目的は・成果は…また次回…。
新川崎駅にて。2053レ トヨタロングエクスプレス
川崎新町駅にて。153レ クリーンかわさき
浜川崎にて。5764レ EF64-1005
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